「急に言葉が出なくなった」「話しかけても伝わらない」——そんな経験をされているご家族の方は、とても不安な思いをされているのではないでしょうか。

この記事では、失語症とはどんな状態なのか、そしてご家族がそばでできるサポートについて、あおぞらの言語聴覚士がやさしく解説します。

失語症とはどんな状態?

失語症とは、脳卒中(脳梗塞・脳出血)や事故による脳への損傷によって、「話す」「聞く」「読む」「書く」という言葉の機能が障害された状態のことです。

📌 ポイント
失語症は「知能が下がった」わけではありません。本人の気持ちや考えはしっかりあります。ただ、それを言葉にして伝えることが難しくなっているのです。

失語症になると、たとえばこんなことが起こります:

失語症の原因

失語症の原因のほとんどは脳卒中(脳梗塞・脳出血・くも膜下出血)です。脳の左側の「言語野」と呼ばれる部分が傷つくことで起こります。

そのほか、交通事故などによる頭部外傷、脳腫瘍なども原因となることがあります。

失語症はよくなるの?

失語症は、リハビリによって改善することが多い障害です。特に発症から数か月は回復しやすい時期といわれています。

ただし、完全に元通りになるとは限りません。それでも、コミュニケーションの方法を工夫することで、生活をずっと豊かにすることができます。

⚠️ よくある誤解
「もう歳だから」「治らないから仕方ない」とあきらめてしまうご家族もいらっしゃいます。でも、何歳になっても脳はトレーニングで変化します。あきらめないでください。

家族ができるサポート

① ゆっくり、短く話しかける

失語症の方は、言葉の処理に時間がかかります。短い文でゆっくり話しかけ、十分に待つことが大切です。焦らせないことが何より重要です。

② 「はい・いいえ」で答えられる質問にする

「今日どうだった?」より「楽しかった?」のように、答えやすい質問にしてあげましょう。うなずきや首ふりで答えられると、本人の負担が減ります。

③ 言葉以外のコミュニケーションも活用する

身振り・手振り・絵・写真・文字カードなど、言葉以外の方法も立派なコミュニケーションです。「伝わった!」という体験が本人の自信につながります。

④ 訂正しすぎない

言い間違えたときに何度も「違う」「もう一度言って」と繰り返すと、本人が話すことへの意欲を失ってしまいます。おおよそ意味が伝わったら受け取ってあげる姿勢が大切です。

⑤ 本人の気持ちを大切にする

言葉が出なくても、悔しさ・悲しさ・うれしさはちゃんとあります。「気持ちはわかるよ」「一緒に考えよう」という寄り添う姿勢が、回復への一番の力になります。

💡 あおぞらからのひとこと
ご家族がいちばん疲れないことも大切です。「うまく関われないな」と感じたとき、プロに相談してください。私たちがご家族のサポートもします。

専門のデイサービスができること

言語聴覚士による専門的なリハビリは、失語症の改善に大きく役立ちます。デイサービスあおぞらでは:

新潟県内唯一の「言葉の専門デイサービス」として、失語症・構音障害・高次脳機能障害の方々と一緒に歩んできました。

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